福山木工で使用している無垢材(天然木)は「ウォールナット材」「ホワイトオーク材」「ブラックチェリー材」の3種類です。
いずれも人気の高い高級木材として知られています。
ウォールナット材について
ウォールナット材(またはウォルナット材と呼ばれます)は、ダークブラウンのような濃い目の茶色の色合いが特徴的で『世界三大銘木』のひとつとして世界に良材として広く名を知られており、長い歴史の中でも不動の人気を誇る木材です。
木肌は美しく、木目はまっすぐでツヤがあり、高級家具の素材として使われることが多い材種です。
節目や白太の多い材種なので色の濃淡の違いが目立ちやすいという特徴もあります。
【ウォールナット材の特徴】
・耐衝撃性に強い
・木肌が美しい
・狂いが少ない
・加工性や接着性に優れている
適度の油分を含んでいるので、ツヤもあり、人が触れて使い込んでいくことで味のある風合いになっていき経年変化を楽しむことができる素材です。
ウォールナットの家具材としての歴史は古く、17世紀後半くらいから王侯貴族の間で、すでにその頃から高級材として人気を博していました。
その濃く落ち着いた風合いにはコーディネートの万能性があり、寒色・暖色問わず、合わせの難しい色のものとも非常に相性がよく、好みの空間を作ることができます。
ホワイトオーク材について
ホワイトオーク材は、ナチュラルな色合いとはっきりとした木目が人気の材種です。
見た目に反して意外と重さがあり、堅く、耐久性に優れた材質です。
【ホワイトオーク材の特徴】
・色が白く、木目が美しい
・ずっしりとした重量感がある
・キズに強い
・耐久性と耐水性に優れている
・腐食に強い
板目にカットした際には力強く、柾目にカットした際には真っ直ぐで美しい木目を楽しめます。
また柾目を横切るように虎の縞模様のような杢目が現れますが、これは「虎斑(トラフ)」や「銀杢(シルバーグレイン)」と呼ばれ、希少価値が高いとされています。
ホワイトオーク材は英国では「KING OF FOREST」とも呼ばれ、家具に使われる樹種の中でも最高級として知られています。
船材、ウイスキーやワイン樽の材料としても使われているほど耐水性があり水分が浸透しにくい材質なので、特にダイニングテーブル等にはおススメです。
素朴で自然な色合いは、場所を問わずあわせやすく、明るくさわやかな空間を演出します。
ブラックチェリー材について
ブラックチェリー材は、高級家具の材料として人気の高い材種の1つで、しっとりとした肌触りが特徴です。
また経年による変色が激しく、時間の経過と共に様々な変化を楽しむことがこのブラックチェリー材の魅力です。
【ブラックチェリー材の特徴】
・経年変化を楽しめる
・木肌がきめ細かい
・心材の耐久性が高い
ブラックチェリーは、木質がやや柔らかく、加工がしやすので表現の幅が大きく、複雑な形のモノでも作ることができるのも魅力です。
ブラックチェリー材の最大の特徴は色合いにあり、辺材は琥珀色から乳白色、心材は淡い紅褐色から濃い紅褐色のものがあり、場所によって微妙に色が異なります。
使い込むうちに経年変化によって、色合いがあめ色に変化していき、変化のスピードが速いので、早くから使い込んだ色を楽しむことができます。
また、節がほとんどなく、きめ細やかな木肌が特徴であり、家具に加工した際の仕上がりが美しく、高級感が漂うようになるのも人気の理由です。