福山木工ではTVボードやチェストなどを「箱物家具」と呼んでおり、その箱もの家具を作る場合、天板と前板は無垢材を使用、側板(側面)はツキ板(または無垢材)で製作しています。
無垢材家具の多くはプリント紙
一般的な大量生産家具(海外製品や無垢風の家具)は内部や側面に「プリント紙」・「非塩ビシート」を使用しています。
プリント紙は木目や色味といった木の見た目を印刷したもので、これを合板に貼って見た目だけ無垢風に見せかけて製作しています。
しかも最近では技術の進歩もあり、見た目や手触りが木に近いものが多く、また仕上げの技術も必要ないこともあり、ほとんどの無垢風家具はこの素材を使用しています。
ですが、やはり印刷なので、本物と見比べた際に木の質感がなく、高級感がありません。
ツキ板を使う福山木工
一方、福山木工では「ツキ板(突き板)」を使用しています。
「ツキ板」とは本物の無垢材を薄くスライスしたもので、木目も天然そのもの。
木地研磨など手間のかかる作業が必要となり経験者の技術が必要な、職人志向の素材となりますが、見た目や手触りは本物の木と変わりません。
このツキ板を合板に貼り、側面や内部に使用することで重量の増加や反り・割れの危険を抑え、天然木の雰囲気を表現しています。
福山木工の箱物家具の特徴
例:AVbord
①前板と天板は無垢材
②側板(側面は)ツキ板(または無垢材)
③内面は全てツキ板
④背面はツキ板
福山木工では天然素材の素晴らしさ、本物の木の質感の家具にこだわり、無垢材やツキ板を使用した家具を製作しています。
ぜひ本物の木を使った家具に触れてください。
大量生産品では決して味わえない感動があります。